November 2007
「これは、芯の黄色いやつやからなー」と言われたとおり、4つに割ると、ほんとに芯が鮮やかな色をした「黄芯白菜」です。これを、陽のあたるベランダの手すりに半日おいて、甘くします。
豚の肩ロースのかたまりは、4〜5日前に小サジ1くらいの塩をすり込んで、冷蔵庫に入れておきました。これを、出し昆布とショウガ、お酒を入れた、たつぷりの水に入れて、アクをとりながら1時間煮て、やわらかくなったらとりだして食べやすい大きさに切り、戻します。
この鍋に、大きく切った白菜を入れて1時間、さらに高菜の漬物を加えて30分煮ました。このへんは、だまってコトコト煮てくれるキッチンストーブの仕事です。
お味は、もともと塩を控えてあるしお豚を、塩抜きせずに使っているのと、高菜漬けの塩気もあるので、もうこれだけで十分。
煮上がるころには、しお豚はポロポロほぐれるようになって、白菜にもいい味がしみてきます。チョンとのっけた柚子とうがらしが、いいアクセントです。
これを作るのに、「お昼ごはんと夜とどっちがいい?」と聞いたら、「自然光で湯気を撮りたい」という巨匠のご託宣で、こんなに盛大な湯気の、おそいお昼の ボリュームごはんになりました。スライサーでうす切りにした大根を切り昆布と柚子、鷹の爪に醤油、みりんで味をつけた、即席千枚漬けが、雑穀ごはんともよ く合って、熱いスープにつめたいものがおいしかったです。
暗黙のカルテルが維持されるためにはいくつかの条件があります。あくまでも「暗黙の」カルテルですから、カルテル破りに対して明示的な罰則を設定することはできません。そこで問題になるのが「カルテル破りによって得られる利益」と「カルテルを続けることで得られる利益」の比較です[*2]。前者が後者を上回らない限り、ひとたび成立した暗黙のカルテルという「空気」は維持され続けます。
このような「空気」を壊すきっかけになるのが「空気を読まない」新参者の存在です。他産業からの参入者にとっては「他産業で得られていた利益」よりも「その産業で競争行為を行うことによる利益」が大きいならば十分競争的にその産業へ参入するインセンティブがあります。このように考えると、大きな利益を上げている産業が他業種からの参入を嫌う理由も理解できるでしょう。空気を読まない新人が、固定化したカルテルを崩す力となるのをおそれているのです。
これはなにも企業間競争だけの話ではありません。あなたの職場に、頼まれもしないのに猛烈な勢いで働く新人が入ってきたら、残業どころかサービス残業すら笑顔で引き受けてしまう契約社員が入ってきたら、これまではみんなで適度にサボりながら仕事をすればよいという良好な労働環境(!?)はぼろぼろになってしまいます。あ~もう!空気読まないヤツは何とかしてほしい!……ですよね。
一瞬、皮肉っているのかなと思ったのですが、そうではないようで。
こういうことをしらーっと書く経済学者がいる国って….
via ばーさんがじーさんに作る食卓
粗くきざんだ玉ねぎをザルいっぱい、オリーブオイルで濃い色がつくまで炒めます。そこへ、豚の肩ロースの固まりに、あちこち包丁で切れめを入れてニンニクのスライスをはさみこんだのを入れて、まわりに焼き色をつけます。しっかり焼き色がついたら、そこにお酒を入れます。
キャベツは、丸のまま、八つ割りにして、それを肉のまわりのすき間を埋めるように詰めます。ちょうどきれいなグリーンボールがあったので、いい形になりました。
こうして、そのまま火を細めて40〜50分、蒸し煮にします。キャベツがくたっとなったあたりで、豚肉に串をさして出る肉汁が透明になったら肉をとりだして、食べやすい大きさに切り、また鍋にもどして焦がさないように気をつけながら、さらに煮込みます。
「焦がさないように」といいましたけど、じつは、少し焦げたくらいがおいしい。これは、このレシピのもとの、高山なおみさんがおっしゃっているとおりです。
できあがると、あの大きなハンドボールほどのキャベツの姿が、見えなくなってしまうのが残念ですけど、そのかわり、とろとろのソースのようになったキャベツの甘さはたまりません。ボリュームたっぷりですけど、横から年寄りもちょっとお箸の出せる、やわらか煮込みです。