posterousへのpostをコラージュ。
頭では解っていたつもりでも、いざ目の当たりにしてみると、中国におけるMTKの普及率と依存率は圧倒的と言わざるを得ません。
これは日本企業が下手に進出して行ったら教訓を受けるはずです。
彼らの武器はやはり圧倒的な貧しさ、なのかもしれません。
しかしとても困ったのが、全く、なにも通じないこと。
たとえば「ニコニコ動画」をさらっと見せて「Youtubeの動画にコメントを流すようなサービス」と説明したら・・・
「Youtubeって何だ?」
「これはビデオテロッパーソフト?」
などと反応が返って来ました。
また、プレゼン中にTwitterの画面が映ると・・・
「お、それTwitterの本物?うちのサービスで同じやつあるよ」
一堂爆笑。
中国のITの強さは実はこうした情報鎖国政策にもあります。
一般的に嫌われることの多い中国のGreat Firewallですが、それがあるお陰で国内のIT産業が盛り上がっているのもまた事実です。
国家単位で情報統制するということは非常に奇異な感じを受けていたので「それについてどう思う?」と聞いてみると
「Great Firewallが守っているのはオレたち国内IT企業だ。おかげで中国には検索エンジンの会社もSNSも、マイクロブログもゲームも、独自の会社があるし、それで生活が成り立っている。食わせて行かなきゃいけない国民がいるのに、なぜ国外のサービスを使わせなければいけないのか」
彼らの感覚では,Great FirewallはWebアプリケーションにおける「関税」の役割を果たすようです。
日本を初め先進各国では通常、酒類など特産品の取引に関税障壁を設けて国内の産業を守るのが通例です。
ところがインターネットや情報産業だけはまったくその部分について無為無策のまま国内産業の保護をしませんでした。
その結果どうなったかというと、ジャストシステムはマイクロソフトに蹂躙され、国産グループウェア最大手のサイボウズはわずか数十億の売上げに甘んじています。サイボウズのライバルはたとえばSales ForceやIBM、マイクロソフトになるのですが、いずれも売上げ規模は桁違いです。
これを自業自得と見るか、政府の失策とみるか、意見の別れるところだと思います。
中国、深圳(ShenZhen)のベンチャー企業に行って来た - Keep Crazy;shi3zの日記